<Header>
<Author: 杜牧>
<Title: 題宣州開元寺水閣閣下宛溪夾溪居人>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 宣州（せんしう）開元寺（かいげんじ）の水閣（しかく）に題（だい）す閣下（かくか）は宛溪（えんけい）　溪（けい）を夾（はさ）みて人（ひと）居（す）む>
<BookPage: 442-447>
<UsedPage: 6>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
六朝文物草連空，
天淡雲閑今古同。
鳥去鳥來山色裏，
人歌人哭水聲中。
深秋簾幕千家雨，
落日樓臺一笛風。
惆悵無因見范蠡，
參差煙樹五湖東。
<End Poem>
<Translation>
$ここ宣州の地には、$かの華麗な貴族文化を誇った六朝の文化遺産も今や失われてなく、雑草のみが空の彼方にまで連なり茂っている。天の色は淡く、雲はのどかに浮び、そうした光景のみは、今も昔も同じである。 鳥は、$青々と続く$山あいに$無心に$飛び去り飛び来り、人は、流れゆく実流の水音とともに、$喜びに$歌い$悲しみに$哭く。
晩秋の一日、すだれやとばりをおろした家々に降りそそぐ雨。落日の時、楼台にどこからか一声、笛の音をのせて吹きくる涼風。
悲しいことに、今となっては、あの$出処進退のあざやかな$越の范蠡に会うこともかなわない。ただ、もやにかすんださまざまな樹影のみが、遠く五湖の東辺に続いているのが望まれるばかりだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
$ここ宣州の地には、$かの華麗な貴族文化を誇った六朝の文化遺産も今や失われてなく、雑草のみが空の彼方にまで連なり茂っている。
天の色は淡く、雲はのどかに浮び、そうした光景のみは、今も昔も同じである。 
鳥は、$青々と続く$山あいに$無心に$飛び去り飛び来り、
人は、流れゆく実流の水音とともに、$喜びに$歌い$悲しみに$哭く。
晩秋の一日、すだれやとばりをおろした家々に降りそそぐ雨。
落日の時、楼台にどこからか一声、笛の音をのせて吹きくる涼風。
悲しいことに、今となっては、あの$出処進退のあざやかな$越の范蠡に会うこともかなわない。
ただ、もやにかすんださまざまな樹影のみが、遠く五湖の東辺に続いているのが望まれるばかりだ。
<End Formatted Translation>